ことばカフェバックナンバー

第41回 なるほど!「国字」(2)

2010年5月14日発行

 

みなさんは、国語辞典で「センチメートル」や「キロメートル」をひくと
どんな字が書いてあるかご存じですか?

 

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「糎」

↑これは、センチメートル

 

「粁」

↑こちらは、キロメートルをあらわします。

 

両方とも、中国から伝わったものでなく、日本人が作りだした漢字です。

 

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メートルをあらわす「米」

これに「厘(りん)」(1の100分の1)をつけて「センチメートル」

「千」(1000倍)をつけて「キロメートル」というわけです。

 

なるほど!という感じがしませんか♪

 

。・。・。・。・

 

ちなみに、「キロリットル」は「竏」

「キログラム」は「瓩」という漢字であらわします。

 

部首と漢字、漢字と漢字を組み合わせて、意味をあらわすよう工夫した
古来の日本人の知恵には、頭が下がる思いがしませんか?

 

2011/04/30
第40回 なるほど!「国字」(1)

 

2010年5月7日発行

 

私達が日常使っている「漢字」は、ほとんどが中国から伝わったものですが、

「国字」といって、日本人が作りだした漢字があることをご存じでしょうか?

 

「国字」は、中国の漢字が日本のことばとうまく合わなかったり、

合う漢字がないときに作りだされたもの。

 

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では、その例をご紹介します。

 

「畑」(はたけ)

 

「躾」(しつけ)

 

「凧」(たこ)

 

「噺」(はなし)

 

「塀」(へい)

 

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たとえば、「畑」は「火」と「田」を組み合わせた字。

その成り立ちは・・・

 

『田に生えた草に火をつけて灰を肥料にし、そこに種をまいたりする、はたけをあらわす』

(学研『新レインボー小学漢字辞典』より)

 

また、「凧」は

『風の略形と巾(きれ)をあわせた会意文字』(学研『漢和大字典』)で、

巾(きれ)が風で空にあがることから作られた国字。

 

ちなみに「たこ」のことを、中国では「風箏(フウソウ)」というそうです。

 

「噺」は「口」と「新」を合わせて、耳新しい話の意をあらわすために作られたものだそう。

落語家のことを「噺家(はなしか)」といいますね。

 

。・。・。・。・

 

知れば“なるほど!”という感じでしょう♪

ほかにも「国字」について興味深い話は、まだまだあります。

 

つづきは、また来週!

 

2011/04/30
第39回 同音異義語(3)

2010年4月23日発行

 

【「セイ」と「コン」】


 

~・~:~・~:~・

 

A:物事に一心不乱に打ち込んで、疲れ果てたとき

「セイコン尽きた」と言いますね。

 

B:また、心を込めて仕事をしたとき、

「セイコン込めた」と言います。
 

 

さて、AもBも「セイコン」という言葉ですが、

みなさんは漢字で正しく書くことができますか?

 

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では、答えです!

 

A:「精根尽きた」

 

B:「精魂込めた」

 

なんとも、紛らわしいですね。

 

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でも、よ~く字を見ると、納得できるはず!

 

Aの「精根」は“精力”と“根気”

「精根尽きた」とは、スタミナも気力も使い果たした状態です。

 

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Bの「精魂」は“精神”と“たましい”

「精魂込めた」とは、心を込めた、心魂(しんこん)を傾けた、ということです。

 

。・。・。・。・

 

いざ書こうとすると、どちらの漢字を使うのか、

戸惑ってしまう同音異義語、多いですよね。

 

考え過ぎて、精根尽きないようお気をつけください(笑)

 

2011/04/30
第38回 同音異義語(2)
2010年4月16日発行
 
【ケッコウです!?


~・~:~・~:~・

「今日はケッコウ!」

そう言われたら、みなさんはどのように解釈しますか?

 
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「ケッコウ」という言葉、実は私自身が、いまだに戸惑う熟語の一つです。

 
「ケッコウ」には、

 
結構 

決行

欠航

血行

 
などがあります。

 
この中で「結構」だけは、アクセントが違うので、
耳で聞いても、すぐ違いがわかりますね。

 
でも「決行」と「欠航」は、真逆の意味!

時々、混乱しませんか?

 
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行事開催の案内などで、「雨天決行」と文字で見ると
「雨でも実施する」と理解できても、

 
「ウテンケッコウ」と耳で聞くと、「雨なら中止?」と勘違いしそうになる、
という方は意外と多いのではないでしょうか?

 
頭の中で「決」と「欠」の字が、入れ替わったりして・・・

 
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誤解や行き違いを避けるためには、

 
伝える側が「小雨なら実施します」などと、わかりやすく言うとか

 
聞く側も「雨でも開催するのですか?」と、念を押すなど、少しの工夫で大丈夫!

 
また、案内状を出す際は、字の書き間違いや、
パソコンでの変換ミスに注意しましょう。

 
特に、海や川での催しで、「決行」と「欠航」を間違うと、
悲劇を招きかねませんので、ご用心ください
2011/04/30
第37回 同音異義語(1)

2010年4月9日発行 

 

【日本語に多い同音異義語】


~・~:~・~:~・
 

「せいかをあげよう」Watch Full Movie Online Streaming Online and Download

と聞いたら、みなさんは、どういう場面を想像しますか?


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もしかしたら、人によって、いろんなシーンが思い浮かぶかもしれません。
 

たとえば・・・

 

1.「成果を上げよう!」と意気込む

 
2.「生花をあげよう」と、お墓にお花を飾る

 
3.「聖火を上げよう」と、高々と火を掲げる

 
4.「製菓をあげよう」と、子どもにお菓子をあげる
 

ほかにも「青果」「生家」「盛夏」など、「せいか」という言葉は、

いろんなものを指します。

 
そう!同音意義語です。

 
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同音異義語が多いのは、日本語の大きな特徴です。
 

「かんし」監視・漢詩・看視

 
「きかん」期間・器官・帰還・機関

「こうせい」構成・厚生・公正・更生

「さんか」参加・傘下・酸化・産科

 
など、数えればキリがありません。


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ところで、最も同音異義語が多い熟語は何だかご存じですか?
 

 

答えは「こうしょう」なのだそうです。

 
「口承」「交渉」「高尚」「公称」「考証」「校章」・・・

 
辞書をめくると、いろんな顔の「こうしょう」がズラリと肩を並べていますよ


 

2011/04/30